茶道の基本「上段・中段・下段のお点前」とは何か
茶道を嗜む方なら一度は耳にしたことがある「上段・中段・下段のお点前」。これは茶道における基本的な作法の区分であり、茶席の格式や状況に応じて使い分けられる大切な要素です。今回は、抹茶を点てる際の基本となるこれらのお点前の違いについて詳しくご説明します。
お点前の三段階とその意味
茶道において「お点前(おてまえ)」とは、抹茶を点てて客に供するまでの一連の所作を指します。このお点前は、主に「上段」「中段」「下段」の三つに分けられています。これらは単に場所の高低を表すだけでなく、格式や場面に応じた作法の違いを示しています。
上段のお点前は最も格式高く、正式な茶事や特別な場で行われます。動作一つ一つが丁寧で、所作も優美さを重んじます。中段は日常的な茶会で多く見られ、上段よりもやや簡略化されています。そして下段は最も簡略化された形で、気軽なおもてなしの場で用いられることが多いです。
それぞれの特徴と使い分け
各段のお点前には明確な特徴があります。

上段のお点前:
- 茶道具の配置が高い位置にある
- 動作が最も丁寧で細やか
- 茶碗を清める所作が特に丁重
- 季節の花や掛け軸など、しつらえも格式高い
中段のお点前:
- 茶道具の配置が中程度の高さ
- 上段よりもやや簡略化された動作
- 日常的な茶会で最も多く用いられる
- バランスの取れた所作が特徴
下段のお点前:
- 茶道具の配置が低い位置にある
- 最も簡略化された動作
- 気軽なおもてなしの場で活用
- 初心者が最初に学ぶことが多い基本形
これらの違いを理解することで、抹茶を点てる際の所作の意味がより深く理解できるようになります。鹿児島県産の上質な抹茶を使用すれば、お点前の美しさがさらに引き立ちます。知覧一番山農園の抹茶は、その豊かな香りと鮮やかな色合いで、どの段のお点前にも最適です。
次回は、各段のお点前の具体的な手順について詳しくご紹介します。
上段のお点前の特徴と作法
茶道における「上段のお点前」は、格式が高く、格調ある雰囲気の中で行われる最も形式的なお点前です。上段のお点前の美しさと厳格さには今でも心を打たれます。
上段のお点前の基本と特徴
上段のお点前は、床の間のある本格的な茶室で行われることが一般的です。上段とは、床(とこ)に近い上位の席を意味し、ここで行われるお点前は最も格式が高いとされています。
上段のお点前の特徴として、以下の点が挙げられます:
- 正式な炉や風炉を使用する
- 茶道具は最高級のものを揃える
- 動作が厳格で美しく、無駄がない
- 一つ一つの所作に深い意味がある
特に上段のお点前では、茶筅通し(ちゃせんとおし)から始まり、茶碗や茶筅の清め方、茶杓の扱い方まで、すべての動作が厳密に定められています。
上段のお点前の手順と作法
上段のお点前では、抹茶を点てる前の準備から後片付けまで、一連の流れが美しく整えられています。
1. 茶道具の配置: 茶碗、茶筅、茶杓、棗(なつめ)などを正確な位置に配置します
2. 湯の扱い: 湯加減は80℃前後が理想的で、湯の汲み方も所作の一部
3. 抹茶の点て方: 茶筅を「M字」を描くように動かし、きめ細かい泡を立てます
4. 茶碗の扱い: 茶碗の正面(花)を客に向けて差し出します
私の経験では、上段のお点前を習得するには最低でも5年以上の修練が必要です。知覧の抹茶のような上質な茶葉を使うと、その風味と色合いが上段のお点前の格調高さをさらに引き立てます。
上段のお点前は単なる作法ではなく、おもてなしの心と日本文化の粋が凝縮された芸術です。鹿児島県産の抹茶を使用することで、地元の風土を感じながら、伝統的なお点前の世界を楽しむことができるでしょう。
中段のお点前の特徴と手順
中段のお点前は、上段と下段の中間に位置する格式で、茶事や茶会において幅広く用いられています。一般的な茶道の稽古では、まず下段から始め、中段、上段へと進むことが多いため、中段のお点前は茶道を学ぶ方にとって重要な節目となります。
中段のお点前の基本的な特徴
中段のお点前の最大の特徴は、茶碗を清める「茶碗拭き」を膝の上で行うことです。上段では茶碗を畳の上に置いて拭き、下段では膝前に置きますが、中段では両膝の上で行います。このため、姿勢の美しさと安定感が特に求められます。

また、茶筅通しの際に茶筅を茶碗の中で回す回数も、上段・下段と異なります。中段では一般的に5回程度回すことが基本とされています。
中段のお点前の手順
中段のお点前の基本的な手順は以下の通りです:
1. 正客への挨拶:最初に正客に一礼します
2. 茶碗の清め:茶碗を膝の上に置いて清めます
3. 茶杓の清め:茶杓を清めた後、抹茶を茶碗に入れます
4. 湯の注ぎ入れ:湯を適量注ぎます
5. 茶筅通し:茶筅で5回程度、「M字」を描くように点てます
6. 茶碗の回し方:正客に出す前に茶碗の正面を回します
中段のお点前では、所作の一つ一つが上段ほど格式張らず、かつ下段よりも丁寧さを求められます。特に膝上での茶碗拭きは、安定感と美しさのバランスが重要で、多くの稽古を要する部分です。
私たち鹿児島県産の抹茶を使うと、中段のお点前で点てた際に、まろやかな泡立ちと深い香りが楽しめます。知覧一番山農園の抹茶は、特に中段のお点前のような正統的な茶道の場で、その風味の豊かさを存分に発揮します。
中段のお点前を極めることは、茶道の深い理解につながります。季節の移ろいを感じながら、美しい所作で点てる抹茶の味わいは、日本の伝統文化の素晴らしさを再認識させてくれることでしょう。
下段のお点前の特徴と流れ
下段のお点前は、三つの点前スタイルの中でも最も格式が高く、最上級の礼法とされています。主に茶事(本格的な茶の湯の会)や特別な茶会で行われることが多く、その厳粛さと美しさは日本の伝統文化の真髄といえるでしょう。
下段のお点前の基本的な特徴
下段のお点前の最大の特徴は、茶道具をすべて畳の上に直接置くことです。上段や中段のように台や棚を使用せず、茶碗、茶筅(ちゃせん)、茶杓(ちゃしゃく)などの道具を畳の上に配置します。これにより、亭主と客との間に余計なものを置かず、心の距離を縮める意味があるとされています。

また、動作が非常に丁寧で、一つ一つの所作に深い意味が込められています。例えば、茶碗を拭く際の布の扱い方や、茶筅通しの動作など、細部にまで気配りが感じられます。
下段のお点前の流れ
下段のお点前は、概ね以下のような流れで進行します。
1. 準備と清め:亭主は茶室に入り、畳の上に茶道具を配置します。茶筅や茶杓を清めます。
2. 湯を汲む:茶釜から湯を汲み、茶碗に注ぎます。
3. 茶碗を温める:茶碗に湯を入れて温め、その後湯を捨てます。
4. 抹茶を入れる:茶杓で抹茶を茶碗に入れます。知覧一番山農園の抹茶のような上質な抹茶を使用すると、その香りと色合いが一層引き立ちます。
5. お湯を注ぐ:適温の湯を茶碗に注ぎます。
6. 茶を点てる:茶筅で抹茶と湯を混ぜ、泡立てます。
7. 客への提供:点てた茶を客に差し出します。
下段のお点前では、これらの動作すべてが畳の上で行われ、動作一つ一つに深い意味が込められています。特に抹茶を点てる際の茶筅さばきは、上段や中段と比べてより繊細で丁寧です。
日本の伝統的な茶道において、下段のお点前は最も格式高い形式であり、その美しさと静謐さは、多くの茶道愛好家に深い感銘を与えています。上質な抹茶と正しい作法で行われる下段のお点前は、まさに日本文化の精髄といえるでしょう。
自宅で楽しむ抹茶点前の基本と知覧茶の魅力
自宅でも楽しめる抹茶点前の基本手順
お茶の世界には奥深い作法がありますが、自宅でも基本的な点前(てまえ)を楽しむことができます。上段・中段・下段の点前を学んだ今、ご自宅での実践に役立つポイントをご紹介します。
まず大切なのは、道具を揃えることです。茶碗、茶筅(ちゃせん)、茶杓(ちゃしゃく)、茶巾(ちゃきん)の基本四点があれば十分に楽しめます。特に茶筅は抹茶を点てる際に欠かせません。良質な茶筅を使うと、きめ細かな泡立ちが可能になります。
鹿児島県知覧茶で楽しむ本格抹茶体験
鹿児島県産の知覧茶は、温暖な気候と肥沃な大地で育まれた香り高いお茶として知られています。特に知覧一番山農園の抹茶は、伝統的な製法で丁寧に作られており、自宅での点前練習に最適です。
抹茶を点てる際のコツは以下の通りです:
- お湯の温度は80℃前後が理想的です
- 茶碗をあらかじめ温めておくと風味が引き立ちます
- 茶筅は「M」や「W」の字を描くように動かすと均一に泡立ちます
- 最後は中央で小さく円を描くように仕上げると美しい泡ができます
日常に取り入れる抹茶の楽しみ方
点前の種類によって異なる所作を学ぶことは、日本文化への理解を深めるだけでなく、心の落ち着きをもたらします。上段・中段・下段の点前は、それぞれの場面や季節に合わせて選ぶことができ、日々の暮らしに彩りを添えてくれるでしょう。
抹茶を日常に取り入れることで、忙しい現代生活の中にも「一期一会」の精神を感じる瞬間を作ることができます。特に50代以上の方々にとって、抹茶を点てる時間は心身のリフレッシュになり、健康維持にも役立ちます。
知覧茶の抹茶で点前を楽しみながら、日本の伝統文化に触れてみませんか。一碗の抹茶に込められた日本の美意識と、それを楽しむ時間の贅沢さを、ぜひご自宅でも体験してください。