緑茶

健康にも影響するの!?緑茶を入れる温度で何が変わる?

2022年2月1日

ひと息付きたい時や、来客があったときに大活躍する緑茶。
最近では「殺菌」を意識して使われる方もいらっしゃいます。

あなたはその緑茶を入れるとき、お湯の温度にこだわっていますか?

「温度が低い方が良いって聞くけど、手間がかかるから気にしてない」
「温度なんて気にしなくても、変わらないでしょ」
「そもそもどのくらいの温度が正しいのか分からない」

そう思われている方もいらっしゃいますよね。

しかし実は、緑茶を入れる時のお湯の温度が「健康に影響する」と言われています。
もちろん味も大きく変わります。

せっかく緑茶を飲むなら、少しでも健康に良い状態で飲みたいですよね。
毎日飲んでいる方なら尚更、その方がメリットが大きいです。

そのためには「緑茶を入れる時のお湯の温度」が「健康」や「味」とどう関係しているのかを知らないといけません。

そこで今回は緑茶の成分と温度の関係についてお話しします。

緑茶にまつわる温度は2種類ある!

急須と湯呑

まず初めに、緑茶にまつわる温度は2種類あります。

  • 緑茶を抽出するときの温度
  • 緑茶を飲むときの温度

この2つの温度を抑えておくと、緑茶の楽しみ方が広がりますよ!
以下で詳しく説明します。

緑茶を抽出するときの温度

「健康」に影響する「温度」は主にこの緑茶を抽出する時の温度です。お茶の味も大きく左右します。

緑茶を飲むときの温度

緑茶を飲む時の温度は、飲んだ時の感覚を左右します。飲むときに冷たいのと熱いのでは全く味が異なります。

今回は、「緑茶を抽出する時の温度」と緑茶の成分との関係についてお話ししていきます。

緑茶の3つの成分と温度との関係

お茶の葉

それでは次は、緑茶に含まれる3つの成分と温度の関係について説明します。それぞれの成分の体への影響もお伝えしますので、読み進めてみてください。

カフェイン

1つ目は「カフェイン」です。カフェインは80℃からお湯に溶け出すと言われています。
つまり、お湯の温度が80℃よりも低ければ、カフェイン量も減ると言うことです。

カフェインには以下のような特徴があります。

  • 苦味が増す
  • 覚醒作用
  • 集中力を高める
  • 脂肪燃焼を促進する
  • 睡眠の質を下げる
  • 大量に摂取するとめまいや震え、消化器官への刺激が現れる

カテキン

2つ目は「カテキン」です。カテキンもカフェインと同じく80℃からお湯に溶け出します。カテキンの成分の特徴は以下の通りです。

  • 渋みが強くなる
  • ビタミンCによる美容効果
  • 抗ウイルス効果
  • 血糖値の低下
  • 口臭予防
  • 過剰摂取をすると肝機能障害を起こす可能性がある

アミノ酸

3つ目は「アミノ酸」です。アミノ酸は50℃からお湯に溶け出します。アミノ酸は以下のような成分の特徴があります。

  • 旨味や甘味の成分
  • 水に溶けやすい
  • 血圧低下の作用

好みや目的によって温度は変わる

それぞれの成分の特徴より、温度との関係性は以下のことがわかります。

  • 50℃の低温で抽出すると、苦味や渋みのない旨味の多いお茶になる
  • 80℃以上の高温で抽出すると、苦味や渋み・香りのあるお茶になる
  • 80℃以上の高温で抽出される「カフェイン」や「カテキン」には、健康への影響が期待できる成分が含まれている

つまり味の観点からいうと、苦味や渋みが少ない味が好みの方は低温で緑茶を抽出し、苦味や渋みが強めの方が好みの方は高温で抽出すると良いです。

健康の観点からいうと、「カフェイン」や「カテキン」に期待できる効果をあえて取り入れたい方は高温で抽出すると良いでしょう。
ただし「カフェイン」や「カテキン」の過剰摂取による健康阻害例もあるので、高温で入れた緑茶の飲み過ぎには気をつけましょう。

超低温抽出の水だし緑茶は健康に良い?

テーブルの上の水出し緑茶

先程の話にもありましたが、「睡眠の質を下げてしまうカフェインをあまり摂取したくない」「でも健康の効果も取り入れたい」という方には、低温抽出の水だし緑茶がおすすめです。特に氷水だし緑茶が注目されています。

旨味成分の「アミノ酸」は低温でも成分が溶け出しやすいので、水で抽出しても緑茶の旨味を十分に楽しめます。

そしてカフェインはなんと、お湯で入れる場合に比べると激減するのです。

氷水で抽出した緑茶は、水だし緑茶よりも更にカフェインが減ります。
そして、以下の効果があるとも言われています。

  • 免疫アップ効果
  • 抗ストレス効果

カフェインは摂取したくないけど、免疫力をアップさせたい!という方にピッタリの方法です。ぜひ試してみてください。

緑茶の温度は人それぞれ

今回は緑茶の成分と温度の関係についてお話ししました。
「この温度が良い」と決まっているわけではなく、目的や味の好みによって抽出する温度が変わることがわかりましたね。

最近では特に、氷水だしが注目されてきています。
免疫力をアップさせたいと考えている方は試しみてはいかがでしょう。

また、知覧一番山農園でもおいしい緑茶を取り扱っています。
水だしや氷水だし緑茶として楽しみたい方には、ティーバック型の商品をおすすめしております。

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緑茶への正しい知識を身に付けて、健康への効果も取り入れながら、ご家族みなさんで緑茶を楽しんでください。

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