緑茶

知覧茶の特徴とは?お茶の特徴を知ってお気に入りを見つけよう

2022年7月23日

「知覧茶や他のお茶の特徴を知りたい」

「知覧茶がどんなシーンに合うか気になる」

鹿児島茶の代表ともいえる知覧茶(ちらんちゃ)の特徴について、あなたも気になっていませんか?

お茶は季節を問わず飲むとほっこりして、心身共に癒される飲み物ですよね。この記事では知覧茶の特徴を紹介していきます。

その他にも、知覧茶の入れ方や他のお茶との比較もご紹介します。

本記事で知覧茶の特徴を知り、お茶を飲むきっかけ作りになれば幸いです。

知覧茶の特徴

ここからは皆さんが気になる知覧茶の特徴を順番に紹介していきます。

知覧茶の特徴は次の通りです。

  • 甘みとうまみが強い
  • 深蒸し茶が多い
  • 南九州で作られている
  • 高品質なのにリーズナブル
  • 品質がたくさんある

詳細は以下の通りです。

甘みとうまみが強い

知覧茶は口の中に甘みとうまみがじわっと広がる味わい深いお茶です。実際飲んだことがある方は、リピートされている方も多いのではないでしょうか。

そんな知覧茶ですが、他のお茶と比べても非常に渋みが少ないのが特徴でもあります。「日本茶の独特な渋みが苦手」という方にも、安心して美味しく飲んでいただけるでしょう。

深蒸し茶が多い

知覧茶の多くは「深蒸し茶」と呼ばれるじっくり長く蒸したお茶です。茶摘みの後に蒸す工程があるのですが、その際に一般的なお茶の2倍の時間をかけて蒸されたお茶が深蒸し茶なのです。

長く蒸すことで渋みを抑えたり、茶葉が細かくなってくれるというメリットがあります。

深蒸し茶は水出し茶として飲むことがおすすめですが、濃い緑色が映えるので来客用にもぴったりのお茶です。

南九州市で作られている

知覧茶が作られている鹿児島県南九州は、温暖な気候で日照時間も多いのが特徴です。桜島の火山灰により蓄積した肥沃(ひよく)な土地なので、まさにお茶の栽培地にはもってこいの地域です。

南九州市は市町村別で1番お茶が採れる地域でもあり、お茶の生産量は全国で第2位です。

知覧茶は「産地農林水産大臣賞」をはじめ、数々の賞を受賞している良質なお茶としても注目されています。

高品質なのにリーズナブル

知覧茶は高品質なお茶でありながら、とてもリーズナブルなのが特徴的です。せっかくなら安くて美味しいお茶を飲みたいですよね。

知覧茶の品種によっては高いものもありますが、1,000円代の知覧茶も販売されているのがポイントです。

その時のお財布事情や飲む時のシーンに合わせて、好きな知覧茶の種類を選ぶことをおすすめします。

品種がたくさんある

知覧茶には品種が沢山あるのをご存知でしょうか。品種を知ると、より好みのお茶を飲む事ができますよ。

ここからはそんな知覧茶の品種について紹介していきます。

  • ゆたかみどり
  • さえみどり
  • やぶきた
  • あさつゆ
  • あさのか
  • おくみどり
  • かなやみどり

お茶選びの参考に、ぜひ読み進めてくださいね。

ゆたかみどり

「ゆたかみどり」は、知覧茶の代表的な品種で、甘くまろやかな味が特徴です。ほとんどのゆたかみどりは鹿児島県で生産されています。

免疫を高めてくれるエピガロカテキンが入っているので、疲れやすい方におすすめですよ。

さえみどり

上品な味わいで人気なのが「さえみどり」です。ただし、生産量が少ないので、7割ほどしか知覧茶として栽培されてません。

ケルセチンという成分を含んでいるので、血糖値を下げたい方や血液をサラサラにしたい方におすすめです。

やぶきた

「やぶきた」は、日本で1番栽培されている人気のお茶ですが、知覧茶には3割ほど使用されています。

渋みとうまみを味わいながら飲んでいただけるお茶でありながら、気品溢れる優雅な香りをじっくり楽しむ事ができるのです。

あさつゆ

「あさつゆ」は、渋みが少ないお茶で「天然玉露」とも呼ばれています。アミノ酸が含まれているので、知覧茶らしい甘みとうまみを味わうことができるでしょう。

緑色が鮮やかに出てくれるので、色味にも注目してみてください。

あさのか

なんと「あさのか」は鹿児島にある「茶畳試験場」で開発された品種なのです。フルーツのような香りがあり、渋みや甘みが特徴的な品種で、ブレンド茶としても使用されています。

鹿児島県のは気候に適している品種なので、今後の生産に期待できます。

おくみどり

「おくみどり」はすっきりとした味わいで、後味が上品な飲みやすい品種となっています。

緑色がとても鮮やかで魅力的なので、抹茶としても人気の品種です。

品がある香りも味わいながら、ゆっくりと落ち着きたい時に飲むといいでしょう。

かなやみどり

「かなやみどり」は独特な香りが特徴的な品種です。その香りはミルクにも似たような、草にも似たような、独特な個性的な香りを放っています。

お茶といえば苦味!という方には、かなやみどりがピッタリです!

知覧茶の入れ方

おいしいお茶を飲むためには、「入れ方」がとても重要です。

以下では、気になる知覧茶の入れ方を紹介します。

  1. 3分ほど水を沸騰させる
  2. 沸騰したお湯を湯のみに入れて湯冷ましする
  3. 急須にお湯と茶葉を入れる
  4. 45秒から60秒待つ
  5. 濃さを統一するためにまわしつぎをして入れる

なお、知覧茶のおすすめ温度は80℃ぐらいです。

それぞれの商品パッケージを確認し、最適な温度で飲んでくださいね。

他のお茶との比較

「知覧茶」は、他のお茶とどのような違いがあるのか、気になっている方もいらっしゃると思います。知覧茶は他のお茶と比べて、うまみがとても濃厚な煎茶です。

「全国茶品評論会」で日本一となっており、高い評価を受けています。

人それぞれ好みがあるので、飲み比べて確かめてみるといいでしょう。

お茶の特徴を知ってお気に入りを見つけよう

本記事では知覧茶の特徴を紹介してきましたが、気になるお茶は見つかったでしょうか。

自分好みのお茶を飲むことで、より奥行きのある味と時間を楽しめますよ。

日本人の心も思い出すことができるでしょう。

ぜひ、あなたのお気に入りの知覧茶を見つけて、贅沢なお茶の時間を楽しんでください。

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