緑茶

おいしいお茶の入れ方。極上のひと時でおもてなししよう

2022年1月27日

お茶を入れようと思ったとき「おいしいお茶の入れ方ってどうだったっけ?」「お湯を覚ますって聞いたことはあるけど、正しい情報なの?」と困ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は「お客様においしいお茶を提供したい」「毎日のお茶の時間をもっと堪能したい」という方に向けて「お茶のおいしい入れ方」についてご紹介します。

また「お茶」には様々な種類がありますが、今回は知覧一番山農園でも取り扱っている「緑茶(知覧茶)」について解説していきます。

おいしいお茶の入れ方を知って、極上のひと時でお客様をおもてなししましょう!

これだけは守りたい!お茶の入れ方のルール

日本茶の茶葉

おいしいお茶を入れたいなら、これだけは守ってほしい!というルールがあります。

面倒と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひこの「ひと手間」を大切にしてくださいね。

茶葉の量を守る

茶葉の量は必ず計り、急須に入れましょう。

1人あたり約2〜3gが適量です。

ティースプーン1杯分ほどですが、できれば計りなどで計量するとより的確です。

お湯の温度にこだわる

お茶の成分は50度以上の低い温度で出ると言われています。

温度が高すぎると苦味や渋みが出てしまうので、注意が必要です。

適温は70〜90℃と言われています。

水にこだわる

緑茶には「軟水」が適していると言われています。

硬水を使うと、香りが薄くなったり白く濁ることがあるので、注意しましょう。

おいしいお茶のマメ知識

知覧一番山農園の緑茶は主に、南九州市で生産される「知覧茶」を取り扱っています。

この「知覧茶」ですが、更に「煎茶」「玉露」「深蒸し茶」に分類されており、特に「深蒸し茶」をメインに作られている事をご存知でしょうか。

「深蒸し茶」と言っても、「煎茶」や「玉露」と何が違うのか分からないという方もいらっしゃいますよね。

そんな方に向けて少しだけ、違いをお話しします。

「深蒸し茶」と「煎茶」の主な違いは製造工程です。

「深蒸し茶」は「煎茶」よりも製造工程でお茶を蒸す時間が2倍長くなっています。蒸す時間が長くなると、渋みが抑えられて甘みやコクが増します。

深蒸し茶と玉露の違い

「深蒸し茶」と「玉露」の主な違いは栽培方法です。

「煎茶」の栽培方法は「深蒸し茶」とほとんど同じですが、「玉露」は日光が当たらないように手間をかけて栽培されます。

その手間がかかっている分、「玉露」は高級茶として取り扱われています。

お茶の葉のグレードによって前後はしますが、基本的に「深蒸し茶」は「煎茶」と「玉露」の間というイメージです。

ぜひこのマメ知識を、お茶選びに活用してくださいね!

おいしいお茶を入れるために用意するもの

急須と湯呑とお茶の葉

おいしいお茶を入れるために欠かせない道具があります。

それぞれについてご紹介します。

急須

急須には様々な素材や形があります。

まろやかな口当たりが好みの人には「陶器製」

茶葉そのものの味をひき出したい方には「磁器製」

色合いや動きを楽しみたい方には「耐熱ガラス製」をおすすめしています。

また、急須に付属している網にも様々な種類がありますよね。

先程触れましたが、知覧一番山農園で人気の「知覧茶」は「深蒸し茶」と言われる緑茶です。

こちらをおいしく入れるためには、深蒸し茶専用の「網目の細かい急須をおすすめしています。

このように、好みやお茶の種類によって選ぶ急須が変わってくるのです。

茶漉し

急須の網目が荒かったり、急須の注ぎ口が茶漉しになっていたりする場合は、急須から茶碗にお茶を注ぐときに「茶漉し」が必要になります。

湯呑み茶碗

湯呑み茶碗にも様々な種類がありますが、玉露などの高級なお茶を低温で入れる場合は、お茶口の広い「汲み出し」という湯呑みがおすすめです。

素材は、手からじんわり温かさの伝わる「陶器」がおすすめ。

その他にも、口をつける部分の厚みや産地・絵柄など、急須と同様に選ぶ要素が沢山あります。

湯ざまし

先程も温度の話で触れたように、沸騰したお湯を茶葉の入っている急須に直接注ぐと、苦味や渋みの強いお茶になってしまいます。

湯ざましがない場合は、人数分の茶碗にお湯を入れ、一呼吸置いてからそのお湯を茶葉の入っている急須に注ぎましょう。

おいしいお茶の入れ方

緑茶

お茶を入れる準備ができたら、早速お茶を入れてみましょう!

まずは、急須と人数分の茶碗を温めておくと良いです。

温めることで茶葉の入った急須にお湯を注いだときに、中の温度が一定になり、茶葉の旨味をより引き出してくれます。

また、茶碗を温めておくと冷めにくくなります。

お湯を沸騰させる

まずはお湯を沸騰させましょう。水は「軟水」がおすすめです。

ただし、ただお湯を沸騰させるだけではいけません。

先ほどから触れているように、お湯の温度が高すぎるとおいしいお茶になりません。

そのため、お湯を沸騰させたら、一旦冷まし「70〜90℃」になってから茶葉の入った急須に注ぎましょう。

茶葉を蒸らす

お湯を急須に注いだら茶葉を蒸らします。蓋をして1分程度です。

その間に茶葉の成分がお湯に溶けだし、おいしいお茶になっていきます。

蒸らす時間が短か過ぎても長過ぎてもおいしさが損なわれるため、適度な時間を守りましょう。

茶碗に注ぐ

茶葉を蒸らしたら、次は茶碗に注いでいきます。ここでは一気に注がず、2〜3回に分けることをおすすめします。

その理由は、一気に注いでしまうと、それぞれの色や味の濃さが偏ってしまうためです。

せっかくお客様にお出しするなら、どの茶碗のお茶もおいしく提供したいですよね。

そして、最後の一滴まで絞り切ることです。

最後の一滴は「ゴールデンドロップ」とも呼ばれていて、緑茶のうま味成分がたくさんつまっています。

おいしいお茶は「心」から生まれる

今回はおいしいお茶の入れ方についてお話ししました。

数々のポイントがあり「手間がかかるな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、おいしいものはお茶に限らず、手間がかかるものなのです。

そのちょっとした手間や心遣いが相手に伝わって、提供したものがよりおいしく感じるものなのでしょう。

また、知覧一番山農園ではおいしい緑茶「知覧茶」をご用意しております。

より極上のひと時を提供したいという方にピッタリのお茶です。

ぜひ1度、試してみてください。

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