緑茶

緑茶は便秘に効くの?緑茶の成分と体の関係を知ろう

2022年3月8日

緑茶には健康に役立つ成分が沢山含まれています。
例えば、カテキンやビタミンCには美容効果、アミノ酸にはリラックス効果があるのです。

また、近年緑茶が「便秘」に効果があるという話しも出てきました。
日頃から便秘に悩まされている方にとっては朗報ですね!

しかし「本当に便秘に効果があるの?」と思われる方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、どうして緑茶が便秘に効くのか、効果的な緑茶の飲み方、日頃からできる便秘の対策などについて解説します。

どうして緑茶は便秘に効くの?

まずはじめに、どうして緑茶が便秘に効くのかをお話しします。
主な理由は次の通りです。

  • カテキンが悪玉菌を減らす
  • カフェインが排便作用を促す

以下で詳しく説明します。

カテキンが悪玉菌を減らす

前提として、便秘は大腸にある「悪玉菌」と「善玉菌」のバランスが崩れている時になりやすいです。

そして緑茶に含まれている「カテキン」は、悪玉菌を減らし善玉菌を増やす効果があると考えられています。つまり、緑茶の「カテキン」が悪玉菌と善玉菌のバランスを整え、便秘を解消するということです。

更にカテキンは、消化されることなく大腸まで届くため、より高い効果を得やすいです。
ただし、カテキンを摂取しなくなると便秘への効果が続かなくなるため、定期的にお茶を飲む必要があります。

カフェインが排便作用を促す

緑茶のカフェインは「水溶性」で水に溶けやすく、腸内にも溶け出しやすいです。
その腸内に溶け出したカフェインが腸を刺激し、便を押し出そうとすることで、便秘の解消につながると考えられています。
コーヒーなどはカフェインが多すぎるため、程よくカフェインの取れる「緑茶」が便秘解消にはオススメです。

便秘に効果的な緑茶の飲み方

緑茶には以下のような「便秘に効果的な飲み方」があります。
ぜひ参考にしてみてください。

①朝起きてすぐ飲む

朝は腸が一番活発になりやすいと言われています。
そのため、朝一番で緑茶を飲み、緑茶の「カフェイン」で腸を刺激するのが効果的です。
また、緑茶のカフェインは、腸への刺激だけでなく「眠気」も吹き飛ばしてくれるため、朝の目覚めにピッタリですね。

②最低でも1週間は飲み続ける

先ほども触れましたが腸の悪玉菌を減らしてくれる「カテキン」は、定期的に摂取しなければ効果が出ません。
そのため、しばらくは飲み続ける必要があります。

緑茶の飲み過ぎには注意!

カフェインの過剰摂取は利尿作用を促し、体内に水分を吸収できなくなります。
また、カフェインを摂取しすぎると、夜眠れないなどの睡眠障害にもつながるので、飲む時間や飲む量には気をつける必要があります。
飲む量は、多くても1日3杯までにしましょう。

日頃からの便秘の対策

緑茶の便秘への効能をお話ししてきましたが、便秘は緑茶だけに頼っていては改善されません。
ここで紹介する日頃からの便秘対策も組み合わせながら、効果的に緑茶を活用してください。
日頃からできる対策は次の通りです。

  • 1日2ℓ以上の水を飲む
  • 食物繊維をよくとる
  • 運動をする

詳細は以下で説明します。

1日2ℓの水を飲む

健康な便の水分量は80%と言われています。
つまり、体内に水分が不足すると便が硬くなり、硬くなりすぎると便が出てこなくなり、便秘になるのです。
また先ほども触れましたが、カフェインの取りすぎは水分の吸収を妨げるので、気をつけましょう。

食物繊維をよくとる

食物繊維には腸内のバランスを改善する効果があります。
理想の摂取量は1日25gと言われており、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく取りたいです。
食物繊維は野菜などに多く含まれるため、積極的に摂取することをおすすめします。

運動をする

運動は体内の巡りが良くなるため、便秘に効果的です。
全てに言えることですが、1日だけの運動では便秘解消への効果は見込めないので、「便秘を解消したい!」と思われている方は、継続的に取り組むようにしましょう。

緑茶以外にも便秘に効くお茶

緑茶が便秘にいいと言っても、やはり「カフェインが気になるなぁ」という方もいらっしゃいますよね。
そこで、緑茶以外にも便秘に効果的なお茶をご紹介します。

  • プーアル茶
  • 黒豆茶
  • ゴボウ茶
  • 杜仲茶

詳細は以下の通りです。

プーアル茶

プーアル茶は緑茶に比べるとカフェインが少なく、ビタミンやミネラルを多く含みます。
そのため、カフェインの過剰摂取を気にすることなく飲めるのです。
また、血行促進・整腸作用など、美容や健康に嬉しい効果がたくさん見込めます。

黒豆茶

黒豆茶には食物繊維が多く含まれているため、腸内のバランスを整える効果があります。
カフェインはゼロなので、水分の吸収として役立つ点もおすすめです。

ゴボウ茶

ゴボウ茶は「オリゴ糖」という水溶性食物繊維を豊富に含みます。
そのため、腸内の善玉菌を増やすことが期待できます。
またカフェインも含んでいないので、安心して飲むことができますね。

杜仲茶(とちゅうちゃ)

杜仲茶は中国の木の葉を煎じて作られているお茶です。
マグネシウムが豊富に含まれているので、便の水分を増やしてくれる働きがあります。
こちらもカフェインが含まれておりません。

緑茶を賢く活用しよう!

便秘の解消には、様々な方法があることが分かりましたね。
また、緑茶が便秘に効果的な事もお分かり頂けたと思います。

ただし、緑茶のカフェインの過剰摂取には気を付ける必要がありますし、緑茶はあくまでも「便秘の解消に役立つ方法の1つ」です。

そのため便秘の解消を達成したいと思われている方は、ご紹介した他の方法も組み合わせや便秘に効果的な緑茶の飲み方などを参考にし、賢く緑茶を活用しましょう!

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