お茶には賞味期限がありますが、保存方法によっては賞味期限よりも長く楽しめます。
また、お茶の賞味期限が切れても別の方法で有効活用できるのです!
そこで今回は、賞味期限を伸ばす効果的な保存方法や、賞味期限が切れた場合の活用方法を解説します。
その他にも、お茶の種類別の賞味期限などついてもお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。
お茶が大好きでたくさん集めている方や、毎回たくさんの茶葉を捨ててしまう方にピッタリの内容です!
お茶の種類によって賞味期限は異なる
お茶の賞味期限は、お茶の種類によって異なります。
今回ご紹介するお茶の種類は次の通りです。
- 茶葉
- ペットボトルのお茶
- 冷凍したお茶
1つずつ詳しくご紹介します。
茶葉の場合
茶葉の場合の賞味期限は、未開封で6か月から1年程度です。
大体の商品は、6か月から1年と表記されていますが、事前にパッケージは確認しておきましょう。未開封の茶葉は、冷蔵・冷凍保存しておけば長持ちします。
開封してしまうと茶葉が外気や湿気に触れてしまい劣化します。そのため、開封前に開封してすぐに茶葉を使い切るのかどうかを決めておきましょう。
少しだけ使いたいと考える方は、気密性が高い容器に茶葉を移し替えて日光の当たらない暗いところで常温保存すると、2週間ほど長持ちします。
ペットボトルのお茶の場合
ペットボトルの場合の賞味期限は、未開封であれば6か月から1年程度です。
茶葉と同様、パッケージは必ず確認しましょう。
ペットボトルの保存方法は、常温・冷蔵のどちらでも構いません。
開封してしまうと外気や湿気にお茶が触れてしまうため、急速に劣化が始まります。
特にペットボトルに口を付けて飲んでしまうと、唾液から細菌が混じることもあります。
開封後はコップに注いでお茶を飲むか、冷蔵庫や日の当たらない場所に保存し、長持ちさせましょう。
お茶を冷凍した場合
お茶を冷凍した場合の賞味期限は、未開封であれば1年ほどです。
開封したとしても正しい方法で保存すれば、短期間で消費する必要はありません。
お茶を冷凍して開封した場合の正しい保存方法は以下のとおりです。
- 開封後は、冷蔵庫に移し替えて1日待機
- 冷蔵庫から常温に移し1日待機
お茶は、温度変化で発生する結露に弱いため、すぐに劣化します。
お茶を冷凍した場合、一気に解凍してしまうと急激な温度変化で湿気が発生します。
お茶を長持ちさせるためにも、徐々に温度を常温に近づけていきましょう。
お茶の賞味期限を伸ばす効果的な保存方法
お茶を長期的に保存したいのであれば、賞味期限を伸ばす保存方法を知っておきましょう。今回ご紹介する保存方法は次の通りです。
- 容器を綺麗に保つ
- 気密性の高い容器を使用する
- 直接日光が当たらない場所に保管する
順番にご紹介します。
容器を綺麗に保つ
お茶の賞味期限を伸ばすためにも、お茶を入れる容器は綺麗に保ちましょう。
容器が汚れていると、雑菌が繁殖しやすくなります。
容器を綺麗に保つためにも、入念に洗浄するか熱湯消毒で菌を飛ばしましょう。
また、容器に傷がついていると入念に綺麗にしたとしても、傷の箇所に雑菌や汚れが付着します。特にプラスチックの容器だと傷がつきやすいため、使用方法には注意が必要です。
容器を見て傷がついていることを発見してしまったときは、そのまま使用するのではなく、買い換えましょう。
気密性の高い容器を使用する
お茶の賞味期限の効果を伸ばすための効果的な保存方法として、気密性の高い容器を使用することが挙げられます。
お茶は、外気・湿気に触れると、酸化・劣化しやすくなります。
気密性の高い容器は、外気や湿気を防いでくれるため劣化を心配する必要がありません。
しかし、匂いの強いものに容器を近づけた状態で放置すると容器内のお茶に匂いが移ってしまうことがあるので注意が必要です。
ゴムパッキンが付いている蓋つきの容器は気密性が高くお茶の保存に優れています。
直接日光が当たらない場所に保管する
お茶の賞味期限を伸ばすためにも、直接日光が当たらない場所に保管しましょう。
お茶に含まれているもののなかには、日光に弱い成分が入っています。
そのため、直接日光に当て続けていると、保存期間が短くなったり風味や色が変色してしまったりするのです。
また、エアコンの風やストーブの近くなどで保管してもいけません。
お茶の保存期間を延ばすためにも、直接日光が当たらないなるべく涼しい日陰の場所に置くようにしましょう。
お茶の賞味期限が切れた場合は飲んでもいいのか
お茶の賞味期限が切れた場合は、色や味が変でなければ飲んでも大丈夫です。
しかし、お茶が以下の状況になっていたときは、飲んではいけません。
- カビが生えている
- 変色している
- お茶の色が濃くなる
- 異臭がする
- とろみやゴミが浮きあがっている
賞味期限が切れているお茶を飲むと食中毒になってしまう可能性もあるので、注意してください。
賞味期限と消費期限の違い
賞味期限と消費期限の違いは次の通りです。
- 賞味期限:定められた保存状態をしっかりと守った場合、記載されている年月日までであれば美味しく食べられる
- 消費期限:定められた保存状態をしっかりと守った場合、記載されている年月日までであれば安全に食べられる
賞味期限には、お茶やお菓子、インスタントラーメンなどが挙げられます。
一方、消費期限の場合は、お弁当やサンドイッチなど早めに消費しなくてはいけない食品が対象となっています。
賞味期限と消費期限の違いを理解したうえで買い物をすると、おもしろそうですね。
賞味期限が切れた後のお茶の有効活用方法
賞味期限が切れた後のお茶の有効活用方法として、古くなった茶葉でほうじ茶を作る方法があります。
風味や香りが落ちてしまった茶葉でも30秒ほど炒めれば、ほうじ茶にできます。
古くなっても捨てることなく再活用できるので、茶葉を購入するけれど使いきれないといった方は試してみてください。
また、お茶パックに茶葉を入れることで拭き掃除の代替え品になったり匂いや湿気を吸収してくれる茶葉の特性を生かした脱臭剤や湿気取りなどにも活用できます。
使いきれなかったといって茶葉を捨てるのではなく、有効活用しましょう。
正しく保存してお茶を長く楽しもう!
今回は、お茶の賞味期限を伸ばす効果的な保存方法や賞味期限が切れた場合の活用方法などについて解説しました。
賞味期限が切れたお茶であっても、色や匂いがおかしくなければ飲んでも構いません。しかし、一口飲んで味に違和感を感じてしまったときは、すぐにストップしましょう。
正しい保存方法を実践して、少しでも長くおいしいお茶を楽しんでくださいね。